この記事は約 6 分で読めます。男性医師

男性にとって早漏は恥ずかしいものという認識があります。
プライド云々の他にも女性を満足させてあげられないため、男の沽券にもかかわるほど大きな問題にもなるでしょう。

ただ、早漏は改善することができます。
勃起と射精をコントロールできるようになれば、パートナーの不満も解消することができ、馬鹿にされるかもというストレスを感じなくてすむようになります。
まずは早漏とは具体的にどんな症状なのかを理解し、そして解決策を考えていきましょう。

早漏の症状とは

カルテ

早漏は、刺激になれていなくて敏感なだけだとか生まれつきの体質だとか考えている人もいますが、重症になれば射精障害にも認識されます。
そのため治療をするという認識に至るには低い症状です。
早漏の症状にはいくつかのタイプがあります。

まずは自分のタイプを理解して、その上で対策を考えていく必要があるでしょう。
症状タイプには過敏性、心因性、衰弱性、加齢性、器質性の5つの早漏タイプにわけることができます。
では、それぞれの症状をみていきます。

自慰や性行為に関わらず射精が早い、亀頭部分が敏感である場合は過敏性早漏です。
亀頭部分が異常に敏感で弱いため刺激に過剰に反応してしまい、無意識に射精してしまいます。
自慰ではコントロールできるけど性行為に限りコントロールできない場合は心因性早漏です。
性行為に対して異常に興奮が高まり、無意識に射精してしまいます。

EDの症状が同時に起きている、性的欲求が少ない、または性行為に異常に興奮する、高血圧・メタボ・糖尿病を患っている、生活習慣が乱れている場合は衰弱性早漏です。
20代後半の男性に多く見られる症状であり、早漏に悩む方の約30%は他の勃起障害も持っているとされています。
生活習慣による自律神経とホルモンバランスの乱れが原因です。

絶頂に達する前に漏れ出る場合は加齢性早漏です。射精をコントロールする筋肉が弱り、我慢できなくなって射精してしまいます。
EDの症状が見られる方もいます。陰部に違和感がある・残尿感がある場合は器質性早漏です。
性病に感染していたり、前立腺の異常が原因になっているケースがほとんどです。
自宅での改善はできないので医師の診察を受けて治療をする必要があります。

早漏の定義

そもそも、どのくらいの時間で射精してしまうと早漏と認定されてしまうのでしょうか。
中には5分以内という人もいれば1分以内という人、逆に1分持てば早漏ではないと考える人もいます。
一般的な定義によると、「膣内に挿入して射精に至るまで1分以内であり、なおかつ6か月以上その症状が持続していること、その上で射精がコントロールできないことを苦痛に感じていること」が基準になっています。
また、重症になってくると、膣に挿入する前に射精してしまう、勃起しないまま射精してしまうケースもあります。

日本人男性の挿入の持続平均時間(挿入から射精までの時間)は6分~7分とされています。
ただしコンドームありとなしではゴムなしの方が0分~3分ほど射精が早まることがあります。
若い人ほどゴムの有無の影響が大きいようです。
女性の目線でみると、女性が満足する挿入の平均時間は15分です。

ただ、個人差があるので前戯を丁寧にやってくれれば挿入は短くていいという人もいます。
その反面では男性ばかり満足して終わりは残念と考える人もいるので一概ではありません。
これは研究機関でも発表されており、女性の判断で早漏かそうではないか判断されると定義づけています。

それによると「お互いに性交を楽しむことができないほど射精がコントロールできない状態」を早漏としており、また、「女性が望む挿入から射精までの時間に達しない状態」とも言われています。
実際、早漏の定義は曖昧で何を基準に考えるかによって変わってくるでしょう。
いずれにしても男性自身とパートナーの女性が早漏によって精神的苦痛を感じたり満足感を得られていない場合は問題があると考えるのが妥当な診断です。

早漏改善方法は薬、トレーニング、コンドーム

早漏を改善しようとおもったら薬、トレーニング、コンドームがあります。
メンズクリニックで治療をうけることもできますし、軽度なら自宅で改善することもできるでしょう。
治療薬としては世界初の医療用早漏治療薬プリリジーがあります。
日本では未認可ですが、2012年より厚生労働省の許可を得たクリニックのみが処方をおこなっています。
輸入量を守れば個人輸入も合法ですが、安全性は保証されません。

プリリジーの作用としては性的興奮をおさえることで、射精時間がこれまでの3倍~4倍ほど延長されます。
副作用は強くないですが、服用できない方もいるのでクリニックで処方してもらうのがおすすめです。
トレーニングでは敏感な亀頭や竿を鍛えるのが効果的です。
早漏の人は自慰で激しい刺激を与えて早く射精に持って行く傾向がありますが、気持ちよくなるための行為は捨てて刺激に慣れることを目的にしていくといいでしょう。

自慰のやり方を見直してみるのもいいですが、スクイーズ法、スタートストップ法、PC筋トレーニングなども早漏改善に効果が期待できます。
できるだけ長く自慰を行うことが重要なので1回で30分程度は時間をかけたいところです。

すぐにできる対策としてはコンドームがあります。
コンドームを装着して性交することで亀頭に直接刺激がいかないので感度が落ちて挿入時間を維持できます。
中には慣れてしまいコンドームをつけることでイケなくなってしまう男性もいるくらいです。
その反面では一般的なコンドームでは早漏防止に効果を感じられない人もいるようですが、コンドームと言っても現在は色んな種類が販売されているので、自分に合うコンドームを見つけるといいでしょう。

早漏防止コンドームとは

一般的なコンドームではこれと言って効果が得られないのなら、早漏防止コンドームを使用するといいでしょう。
文字通り、早漏を防止するための避妊具です。
早漏防止コンドームの特徴としては素材が厚いというところにあります。

最近は0.01mmなどの極薄コンドームが人気ですが、早漏の方は0.09mmや0.1mmの極厚コンドームがおすすめです。
個人差はありますが、極厚ゴムを使用したことで挿入時間が約1.5倍~3倍ほど延長されたという声もあります。
また、コンドームには素材にもいくつか種類がありますが、中でもラテックス製(天然ゴム)は刺激が少なく尚且つ肌に優しい素材として早漏には良いとされています。

ただ、ゴムの厚みが邪魔という方やあまり厚みの効果が得られなかったという方もいるでしょう。
そんな方には数ある早漏防止コンドームからカーマスートラロングラストが人気を集めています。
カーマスートラロングラストはゴムの厚みではなく、麻酔成分で刺激を抑えて挿入時間を持続させることができるコンドームです。
麻酔成分といわれると不安を感じる方もいるでしょうが、歯科医院で使われている表面麻酔のベンゾカインという成分なので危険性はありません。

男性器側にベンゾカインを含有しており、男性器の感覚を適度に麻痺させることで射精を遅らせることができるのが特徴です。
男性器側だけに含有されているので女性器への影響はありません。
もちろん効果は個人差がありますが、多くの方が効果を実感しており、人によっては効きすぎて1時間以上持ったという方もいます。
ただ、即効性があるわけではなく徐々に効いてくるため挿入直前に付けても期待する効果が得られない可能性もあります。